明治大学大学院理工学研究科の2010年度の講義「コンピュータビジョン」において, 「カメラを使ったARアプリケーションを作る」という内容の最終課題を実施しました. “面白ければ何でもアリ”の理念の下,自由な作品づくりに挑戦していただきました. 受講者のみなさんの作品をここでご紹介したいと思います.
この講義では,カメラの特性や3次元画像計測の原理について扱いましたが, それに加え,OpenCVやARToolKitを用いたプログラミング演習を組み込むことで, 理論と実践の両方を学んでもらえる内容を目指しました. 今年が初年度ということもあり,いろいろと手探りな点も多かったのですが, 最終日のプレゼンで発表された作品はどれも個性的なものばかりだったので, 非常に感銘を受けました.それでは,どうぞ!
GuruGuruAR:マーカの制約をあえて利用した3D表現衛藤春菜 マーカの存在を最も自然に見せるARです.マーカが無くてはならない世界観とは「3Dオブジェクトが,ある刻印に張り付いているもしくはそれを基準に動かなければならないストーリー」「マーカが存在しなければ現れ得ないオブジェクト設定」と言えます.そこで衛藤ヒロユキの「魔法陣グルグル」は、これらの要件を最も満たした物語です.このように認知度の高い作品ほど,作中で頻出する魔法陣の図柄や,何が召喚されるべきか共通の認識がすでに得られています.そこで,本作品では魔方陣グルグルの世界観を再現しました.デモムービーは是非音を出してお楽しみ下さい.
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Time Distortion Cube吉川祐輔 Time Distortion Cubeは,マーカの上の立方体領域に,現在カメラが撮影している映像より数フレームから十数フレーム前の映像を重畳することで,立方体領域の時間が歪んでいるように見せるシステムです.カメラを固定して使用するとマーカ上だけ時間の遅れた映像を表示でき,またカメラを移動させながら使用するとマーカ上の空間がずれたような映像を表示することができます.また,立方体領域の各画素について重畳するフレームランダムに選択することでモザイクのようなエフェクトをかけたり,乱数生成にパーリンノイズを用いることで波打つようなエフェクトをかけたりすることもできます.
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神様気分関田心 webカメラ2台を使って、キャプチャした画像を肌色検出することでくるくる回して、画面の中だけでも、神様になれるか?に挑戦しようということで作ることにしました。 SORAOTO テルミンをオマージュして作った電子楽器となっています。 カメラに近づけは音量が大きくなり、反対に遠ざかることで音量が小さくなるようにしました。 使用した音階は琉球音階となっています。 モアイが私の邪魔をする モアイによって自身の顔が隠されるというプログラムを組みました。 肌色を検出し、輝度によって、襲いかかるモアイの種類が異なるように設定しました。
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Skinマーカ:肌認識を用いたAR
AR Movie Maker: 複数ARマーカによる動画編集
GuruGuruAR:マーカの制約をあえて利用した3D表現
Time Distortion Cube
神様気分
悟痛!戒めシステム
Processing:カメラキャプチャを用いた色検出
KAOSSYNTH:AR Markerを用いた演奏システム
顔面顔文字変換機